慌ただしい飛行機の待ち時間をラウンジで快適に過ごせるという事で人気の「プライオリティ・パス」ですが、インドネシアの空港でも使えるのでしょうか?
結論から言うと、もちろん使えます。
ただし「一般に日本人が期待するレベルではないよ」と付け加えておきたいと思います。
今回は、インドネシア各地を飛び回っている筆者が、様々な空港のラウンジを利用して感じたことをまとめてみました。
インドネシアで「プライオリティ・パス」が利用できる空港は?
ジャカルタやバリなどの主要空港はもちろん、地方空港にあるラウンジの幾つかも「プライオリティ・パス」を提示して利用することができます。
詳細は公式HPをご覧ください
インドネシアのラウンジ一覧
インドネシアの空港のラウンジで快適に過ごせるか?
インドネシアにも「プライオリティ・パス」で利用可能なラウンジがあることは分かりましたが、気になるのは「快適に過ごせるのか?」という事です。
ラウンジを利用する目的は、慌ただしいターミナルから逃れて落ち着いた雰囲気で快適に過ごすことなので、設備が清潔に保たれていて、環境も静かだとうれしいですね。無料で軽食や飲み物を楽しめますし、座席やソファでパソコンを開いて落ち着いてネットサーフィンできるのも魅力です。
でも、インドネシアの空港の多くのラウンジでは前述の点はあまり期待できません。
幾つか理由を挙げてみると…
■ 設備のメンテナンスや清掃が行き届いてない
■ グループで大声で会話したり、大きな声で電話している人がいる
■ Wi-Fi 環境が悪かったり、コンセントが無かったりする
衛生やサービスのレベルを日本と比較するのは酷ですが、ラウンジ内の設備が壊れている(使えない)、椅子やテーブルが汚れている、退出したお客さんのお皿やコップがずっと放置されている、というのは当たり前です。
一般に日本のラウンジには電話ブースがあって、座席では通話を控える必要がありますが、インドネシアではそんなことはありません。公共の場所や公共の乗り物でも大きな声で話したり電話するのが一般的なインドネシアの文化なので、ラウンジも例外ではありません。騒がしさはターミナルとさほど変わらない場合もあります。
飛行機の待ち時間にパソコンやタブレットを開いてちょっとした作業をしたり、動画を見たい場合もあると思いますが、ネット環境が快適だと作業も捗りますし動画もスムーズです。でもインドネシアのラウンジではWi-Fiが繋がらなかったり、速度が遅かったりしてストレスになることが多々あります。充電したくてもコンセントが限られた数しかなくて、座席の配置に沿っていない場合も多いです。
インドネシアでも「プライオリティ・パス」は持っていた方がいい?
幾つか問題点を挙げましたが、結論として「インドネシアのラウンジはターミナルよりはマシ」と思っています。空港のレストランやカフェで飲食すると高額になりがちですが、ラウンジで無料で軽食や飲み物を頂けるのはありがたいです。インドネシアでは遅延しがちな飛行機をターミナルの硬い椅子で長時間待つより、ソファーとターブルを備えたラウンジで待つ方がまだ快適ですね。インドネシアでも「プラオリティ・パス」は持っていた方がいいと思います。
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